怒り! 憤れ! 神奈川県議会の実態がこれだ!

  • 2019.03.15 Friday
  • 16:58

   今開会中の神奈川県議会に、私は2件の陳情を出しました。以下に陳情の内容と審査結果を報告します。


〇陳情193号「神奈川県議会政治活動費の交付等に関する条例の改正を求める陳情」


1  陳情の要旨

 

   神奈川県議会政治活動費の交付等に関する条例(平成13年神奈川県条例第33号、平成25年3月1日施行、以下「条例」という)は、「会派及び議員は、当該年度において交付された政治活動費の総額から、当該年度において行った政治活動費による支出の総額を控除して残余がある場合には、当該残額に相当する額を翌年度の5月31日までに返還する」旨を規定している。
    しかしながら、この規定のままでは、支出に不正なものがあっても、これを引いた残りの支出分が交付された額を上回る場合は、返還しなくてもいいことになる。
    私は、中村省司議員の政治活動費(政務調査費)の不正を裁判で追及し、最高裁まで争った。最高裁もこの条例があることを理由に、不当利得が支出に含まれていても、残余がない場合は返還命令を知事が下さなくても違法ではないとの判断であった。
   よって、前記条例の改正を求める次第である。改正の趣旨は、「政務活動費の支出に不当利得が含まれる場合は、支出の残余の有無に関係なく返還する義務を負う」としていただきたい。


2  陳情の理由

 
  現状の条例は、支出が交付額を上回る場合は、不正なものが支出に含まれていても返還しなくてもいいことになっている。これは、税金を納める県民からすれば、納得がいかない条文である。
    私は、中村県議の政務活動費(政務調査費)の不正受給をめぐり最高裁まで争ったが、結局、この条例があるために、「不当利得があっても返還しなくてもいい」との判断が下った。県議会として、時代錯誤のこの条例を改正し、県民の税金が原資となる政務活動費(政務調査費)の不正がこれ以上起きないように求めるものである。

 

〇陳情194号「中村省司議員に対し辞職勧告決議あるいは除名処分を求める陳情」

 

1  陳情の要旨


   中村省司議員に対しては、518万8050円にのぼる政務活動費(政務調査費)の不正受給が明らかになっている。
    私は、原告として、神奈川県知事を相手に、前記金員の返還を求めなかった事実が違法であることの確認を求める裁判を起こし、横浜地裁は「支出は実態のない不当利得であった。よって返還を求めなかった行為は、違法である」と平成28年8月3日に判決を得た。知事は控訴したが、東京高裁も、「領収書は偽造。架空支出に当たるので、不当利得である、返還を求めなかったことは違法」と平成29年7月10日に判決を得た。知事は上告したが、最高裁は、「県条例で残余がない場合は返還しなくてよい、とされているので、返還を求めなかったことは違法と言えない」との判決を平成30年11月16日に言い渡した。しかしながら、最高裁は、「本件各支出は実際は存在せず、領収書は虚偽の内容のものであった」と判決で認定した。裁判で政務活動費(政務調査費)の不正が確定したことになる。
   よって、不正行為が確定した中村議員に対し、議会として、辞職勧告の決議をすること、あるいは除名処分を下すことのいずれかを求める次第である。


2  陳情の理由


   私は、中村議員を選出した鎌倉に住む有権者である。この間、裁判を自費で起こし中村議員の不正を追及してきた。
    最高裁で不正が確定した事実は重い。政務活動費(政務調査費)の原資は、県民の税金である。議会が襟をただすという意味からも、厳重な処分を求めるものである。


◎議会の判断


   3月14日(木)午前10時50分に開催された神奈川県議会の議会運営委員会の席で、私は意見陳述をしました。2つの陳情に関してそれぞれ3分ずつ補足説明を行い、真摯に対応するよう求めました。特に最高裁の確定判決で不正が認定された事実は、言い逃れできないことであり、議会の対応が待たれると強調しました。


   この日、一旦休憩にはいり、夜8時30分から再開された議会運営委員会で審査が行われました。私が提出した2件の陳情は「不了承」となりました。
   「不了承」とは、採択する必要がなく、議会として取り上げないということです。

 

◎神奈川県議会は全く県民の方を向いていません


   たまたま今回の議会運営委員会では、政務活動費に関し、藤沢市の市民グループの出した請願6件、並びに横浜市の市民グループが出した請願1件も審査されました。請願の内容は、「政務活動費の領収書等を県議会ホームページで公開することを求める」「政務活動費の指針の見直しを求める」といったものです。神奈川県議会では政務活動費の領収書等は、情報公開請求しないと県民が見れません。これを常時ホームページ上で見れるようにしてほしい、これが請願の趣旨です。指針の見直しの請願は、議員が広報・公聴用に印刷した成果物は会派または議員が保存することとなっていますが、議長に提出すべき書類とはなっておらず、これを見直してもらいたいという趣旨です。さらに、タクシーの利用に関し、具体的な活動の内容を支出伝票等の備考欄に記載することを求めるという趣旨の請願もありました。また、返還金が年間を通してゼロの88名の議員の支出伝票に、明らか内容が疑問のものがあり、適正に監査をお願いしたい、との趣旨の請願がありました。さらに議員名がわからない収支内容についても、経理監査が適正に行われているか疑問のものがあったりするので、経理責任者及び監査責任者は厳格に監査していただきたい、という趣旨の請願もありました。
    これらの政務活動費に関する請願は、いずれも議会運営委員会の審査の結果、「継続」となりました。
    「継続」ということは、今の県議会議員の任期が4月29日で満了になりますので、審議未了でこのまま終わることを意味します。改選後の県議会には、引き継がれません。

 

◎これが神奈川県議会の実態です


   私は怒りに震えています。
    神奈川県議会は全く政務活動費の不正問題に対応する気がないことがよくわかりました。
    政務活動費の不正は全国で相次いで発覚しましたが、いずれの地方議会も不正が指摘された議員は辞職しています。不正とされた金員も返還しています。
   議員を辞めず、金員を返しもしていないのは、神奈川県議会の議員だけです。
    中村議員に関しては、かつて所属した自民党県議団を介して、弁護士同士が話し合いをしていると聞きました。返還を求めたのに対し、中村議員の弁護士がいまだ返還の意思を示していないとのことです。

 

  神奈川県議会のこうした改革しようともしない姿勢は全く問題です。毎月53万円の政務活動費の額は、全国3位の高額です。


    4月の選挙は、有権者が判断を示せる一番のチャンスです。神奈川県議会が全く襟をただす姿勢を示さないのも、こうした議員を有権者が選んできたからにほかなりません。有権者は、はなからなめられているといっても過言でありません。改革の姿勢をとる新しい議員を選ぶこと、それが一番の解決策だと言えるのではないでしょうか。

 

コメント
自民党一党独裁の神奈川県議会の実態がよくわかります。全く自浄能力がないですね。選挙で有権者一揆を起こすしかありません。
  • 鎌倉有権者
  • 2019/03/15 7:05 PM


【拡散希望】2019/3/13(鎌倉市議会)予算等特別委員会 村岡新駅関連吉岡議員質疑

#神奈川県 #藤沢市 #鎌倉市 #村岡 #深沢 #JR #UR #土地利権

(中継録画約20分)https://youtu.be/JkpraCiv_Yg

コメント;村岡新駅有りきの鎌倉市の施策は破綻する?

  • 湘南一人オンブズマン
  • 2019/03/16 11:16 AM
鎌倉の有権者が県議に求める方向性と岩田氏の県議としてやりたいという思いに大きな隔たりを感じる。岩田氏のこの思いに賛同して投票する有権者は少数だろう。わざと落選するように行動しているようにしか見えない。どうして落ちるように動くのか。解せない。
  • 有権者
  • 2019/03/16 3:00 PM


【拡散希望】2019/3/13(藤沢市議会)予算等特別委員会 村岡地区関連堺議員質疑

#藤沢市 #鎌倉市 #神奈川県 #村岡地区 #深沢地区 #UR #区画整理 

(中継録画約3分)https://youtu.be/2EqriTHpnxU

  • 湘南一人オンブズマン
  • 2019/03/16 3:30 PM
怒りが原動力です。落ちるために運動などしておりません。政務活動費の不正を4年追及してきた立場から、今の県議会が全く改善する気がないとわかったので出馬するのです。大義名分があります。「有権者」さんのコメントは的外れです。私は政務活動費交付等に関する条例を改正し、不正が認定された金員は収支が赤字でも返還を義務づけます。さらに領収書が常にホームページ上で見れるように制度を改革いたします。私だから出来ることだと考えます。
  • 岩田薫
  • 2019/03/17 7:24 AM


https://blog.goo.ne.jp/hayama_001/e/27df1779719580f7d5af8a4d5145899f

毎度、お馴染みの内紛‼️

  • 湘南一人オンブズマン
  • 2019/03/20 10:12 AM


【拡散希望】2019/3/14(神奈川県議会)平成31年第1回定例会(2〜3月)議会運営委員会 陳情2件不了承

陳情193号:神奈川県議会政務活動費の交付等に関する条例の改正を求める陳情
陳情194号:中村省司議員に対し辞職勧告決議あるいは除名処分を求める陳情

(中継録画抜粋約7分半)https://youtu.be/6VDhAHf8r8s

#政務調査費 #神奈川県議会

  • 湘南一人オンブズマン
  • 2019/03/21 7:36 AM
オンブズマンが議員になっていけない法はない。決めつけるあなたは当局にとって都合の良い「御用市民」ですね。
  • 市民さんへ
  • 2019/03/21 1:52 PM
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