北鎌倉隧道工事着工目前に土地の無償供与問題が発覚!!

  • 2016.03.19 Saturday
  • 21:14
  つい最近、鎌倉の竹田ゆかり市議が道路課から得た情報では、北鎌倉隧道(みどりの洞門)の開削工事はこの3月28日から本格的に着手するとのことである。「その少し前の日から岩塊の上の樹木を伐採します。28日にはトンネルの穴をモルタルで埋めます。崩れないよう穴を塞いでから崩す工事に入ります」というのが市の説明だったそうである。
   洞門の保全を求める運動は、厳しい局面をいよいよ迎えたといってよい。

こうした中で私は、市議会最終日の3月17日、急遽陳情を出すことにした。

 きっかけは昨年12月18日付けで出した住民監査請求に対して、鎌倉市監査委員が今年2月16日付けで通知してきた「監査結果について」と題する書面。北鎌倉隧道の安全対策工事は、一般社団法人日本トンネル技術協会の検証業務で、そのまま補強する案と開削して4mの道路を通す案と2つが示され、後者の開削案では工事に民有地を72.6平方メートル使用するとしていた。

 これを受け市議会は、昨年10月30日開削工事の予算8200万円を可決したのである。

 監査委員の事情聴取に対して道路課の職員は、「山の開削については人力作業として徐々に掘削を行うことにより、JR側への強固な仮設防護壁の設置が不要となる」と話し、当初の60%の予算で工事ができることになった旨証言している。これは初めて聞く話であり、市議会に全く説明がないまま予算を可決したことになる。

 さらに「結果について」と題する文書には、「監査委員の判断」として「(工事にかかる土地の)買収費や地代の費用については、寄附など無償による供与の可能性もあり、今後、どのくらいの費用が必要かどうか決められない」との記述があった。工事で使用する72.6平方メートルの土地を無償で供与してもらうなどと公文書に記載している事実は看過できない。

 私は3月15日、工事に使用する土地の所有者である円覚寺派総務本所を訪ね、庶務部長の武久宗靖氏に話を聞いた。
庶務部長は、「無償による供与などという話は全く市から聞いていない。道路に面した土地のセットバックという形の協力は惜しまないが、それと使用する土地を無償で提供することとは話が違う」と証言した。

 こうした経緯を踏まえ、前記した陳情を提出した次第である。

 「北鎌倉隧道開削工事予算を検証し執行差し止めを求める陳情」と題した陳情は、議会最終日であるにもかかわらず、本会議を休憩にして建設常任委員会に付託された。

 陳情の要旨は、「工事に使用する土地の所有者が無償供与はありえない、と述べている以上、土地買収費を計上しないで工事予算を議会の議決を経て執行することは、地方財政法、地方自治法に反するので、執行差し止めを求める」というもの。

 委員会の審議で道路課職員は、「使用する土地を持つ円覚寺、雲頂庵からは起工承諾書並びに使用承諾書をもらう予定なので問題ない」と返答した。これとは別に洞門の隣地の所有者が工事に反対して土地の使用を断っていることに関しては、「道路法に基づく通知をするので工事に着手できる」と答えた。
   「開削工事なのだから崩す斜面は土地がなくなってしまう。所有権移転をしないで工事に第3者の土地を使用できるのか」と議員が尋ねたところ、道路課職員は、「お寺さんの土地は権利が複雑なので所有権移転を行うにしても時間がかかる」と返答。権利移転のないまま、承諾書だけで工事に着工する考えを改めて表明した。

  何ともおかしい説明だが、建設常任委員会は陳情について、継続審査とする議員が3人、議決不要とする議員が3人で同数となった。傍聴に委員でない議員が10人も訪れ、関心の高さをうかがわせたが、結局委員長の判断で議決不要となってしまった。

 このままでは工事着工を許してしまう。以前本ブログにも記したが鞆の浦の開発では、日本イコモス国内委員会が勧告を出すことで計画にストップがかかった。すでに私たちは今月初めイコモス国内委員会に市に勧告を出すよう依頼する要請文を提出していたが、28日の着工前に勧告を出すよう再度お願いすることにした。実は歴史まちづくり法を管轄する国土交通省と文化庁にも、歴史的維持向上計画の補助金を市に出さないように求める要請文も提出していたが、この件も急ぎ検討するよう再度プッシュすることにした。

 洞門の保全は、まさに正念場を迎えたと言える。この23日(水曜日)には鎌倉市民22人が市長相手に起こした洞門の開削工事の予算差し止めの行政訴訟の第1回口頭弁論が、午前10時40分から横浜地裁502法廷で開かれる。当日は原告3人が意見を陳述する予定だ。裁判の行方も含め、大きな山場を迎えている。
コメント


【拡散希望】2016/8/24(鎌倉市)行政文書一部公開決定通知書

文書番号;28鎌道路第487号

件名:平成28年(行ウ)第2号,同23号北鎌倉随道開削工事公金等差止請求事件に係る第三回口頭弁論について(復命)

http://fujikama.coolblog.jp/2015/SEP/20160826K.htm

  • 湘南一人オンブズマン
  • 2016/08/28 8:47 AM


【拡散希望】2017/4/24 鎌倉市議会議員選挙結果(鎌倉市の終わりの始まり)

コメント:鎌倉市の政局を牛耳る守旧派、勢力を盛り返す。

鎌倉市章を貼り付けた選挙妨害、市民は長嶋議員をトップ当選させる。

#鎌倉市 #松尾市長 #商工会議所 #カヤック #市議会 #カマコン

https://t.co/RkXcWLOLQq


  • 湘南一人オンブズマン
  • 2017/04/24 7:02 AM
コメントする








    

calendar

S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< October 2017 >>

フリースペース


岩田かおる

コメントについて

コメントは一時保留されます。

selected entries

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM